社会保険労務士兼ファイナンシャルプランナーとして…今後の執筆方針

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事務所名に込めた想い

当事務所の名称は「FP&SR オフィスONE」(エフピーアンドエスアール オフィスワン)といいます。アルファベットとカタカナが混在した抽象的なネーミングで、自分でも「ちょっと気取りすぎたかな」と思うことが無いわけではありません。またこのような名称にしている社労士事務所に対して実態のイメージが湧かず、仕事の依頼に躊躇される方も中にはいらっしゃることでしょう。

しかしながら、当事務所の名称を変える予定は今のところ有りません。なぜなら、私が開業した当時に抱いた「既存の社労士事務所には無いサービスを提供できる事務所でありたい」という想いが込められた名称だからです。社労士事務所が引き受ける代表的な仕事は、官公庁に提出する書類の作成及び提出代行業務(いわゆる1号業務)、賃金台帳などの各種帳簿を作成する業務(2号業務)、人事労務管理のアドバイス(3号業務)の3つに大別されます。もちろん、当事務所でもこれらの業務は取り扱っておりますが、私はこれらに加えて「郵便局員として保険の販売業務に携わってきた経験を生かせるような仕事がしたい」と常々考えておりました。

私は郵便局員として働いていた頃、窓口にてお客さまにかんぽ生命の商品を提案させていただく仕事に就いておりました。その仕事をしていく中で、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産相談業務)とCFP®認定者の資格も取得しております。この2つは今のところ、ファイナンシャル・プランニングにまつわる資格としては最高級に位置づけられている代物です(保有者自ら言及するのも恐縮ですが)。

ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士はどちらも、それ自体のネームバリューによってお客様から仕事をお受けできる素晴らしい資格だと私は考えています。しかしこの2つを互いに活用しあえれば、お客様に対して更にワンランク上のサービスを提供できるのではないでしょうか。ファイナンシャルプランナーと社会保険労務士の職域には重なり合う部分とそうでない部分とが有り、それぞれに欠けている部分を互いに補うことで資格の価値が更に高まっていくはずです。

FP資格を持つ社会保険労務士」を自分のアイデンティティにしたい。それが開業以来変わらず持ち続けている私の想いなのです。

想いとは裏腹な現実と、それを踏まえた今後の展開

しかしながら、当ブログへ投稿した私の文章を振り返ってみると、その内容が法律論や行政解釈などの解説にばかり偏っていたように思います。それらの拙文を読んでくださった方々から反響も頂戴し、そのこと自体は大変ありがたく感じておりますが、このような状況は自分が本来思い描いていたものとやはり違っているという想いも日に日に強くなっていきました。

このままの状況が続いていけば、自分は「裁判も起こせない癖に弁護士の真似事をしている社会保険労務士」になってしまうのではないか。そしてそれは、本当に自分が思い描いていた姿だったのか。こういった危機感や焦りを持つに至り、試行錯誤や検討を重ねた結果、ブログの執筆方針について若干の方向転換をさせていただくという結論に至りました。

具体的には、今後しばらくの間、当ブログに投稿させていただく文章のテーマを「ファイナンシャル・プランニング」1本に絞っていこうと考えております。現時点の構想としては、「国の社会保険制度を踏まえたリスク管理」「生命保険の販売経験に基づくウラ話」「生命保険各社が販売している保険商品のレビュー」などを題材にして執筆する予定です。

次回の投稿より、本格的な執筆を開始いたします。更新頻度も不定期で、いつになったら新しい記事が公開されるのか今一つハッキリしないブログではありますが、折に触れご拝読いただければ幸甚です。今後とも、FP&SR オフィスONE並びに当ブログをどうぞよろしくお願いいたします。