なぜ社労士に助成金の申請代行を依頼する必要が有るのですか?

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助成金を申請する上で最も重要なのが、平時における適切な労務管理です。ほぼ全ての助成金において、従業員に係る勤怠管理記録や賃金台帳、職場の就業規則といった書類の提出を求められます。普段からいい加減な勤怠記録しか残していないのに、助成金をもらいたいがために実態とは異なる勤怠記録をでっち上げてしまうと、「不正受給」とみなされ厳しい処罰の対象となる場合があります。言い換えれば、適切な労務管理を行っていないような事業主には助成金を申請する資格そのものが無いということです。

また、助成金を申請する際の各様式には数多くの記入項目がありますが、それらの項目に何をどのように記録すれば良いのか、一見ではなかなか理解しづらいのが実情です。普段から勤怠管理業務に慣れ親しんでいる人でも無ければ、これらの申請書類を作成するのに膨大な時間と労力を要することとなるでしょう。助成金申請の際に必要な書類を短時間で効率よく作成するには、専門的な知識やノウハウが不可欠なのです

更に言えば、全ての助成金には「交付要綱」「支給要領」「申請マニュアル」などといった専用のルールが定められています。助成金の種類によって全く異なるこれらのルールを正しく理解していない限り、助成金を適切に受給することはできません。そしてこれらのルールを正しく読み取るためにも、やはり専門的な知識が必要となるのです。

以上3つの理由により、我々社労士に助成金の申請代行を依頼することをお勧めしております。必ずしも社労士に依頼しなくとも助成金の支給申請ができることは事実ですが、未経験の方が助成金申請に挑もうとしても、想像以上に多大な労力と時間を要することはまず間違い無いでしょう。多少の費用を支払ってでも専門家に依頼したほうが、結果として無駄な時間や労力を費やすこと無く、かえって安上がりで済むことになるのです

2022年8月9日